売り歩き籠に

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売り歩き籠に

誇大広告と言えば、
吉四六(きっちょむ)話の中にカラス売りの話が出てくる。
その話を簡単に紹介すると、
「吉四六の家には毎日のようにカラスが飛んでくる。
それをムダにしてはいけないと思い、このカラスをたくみに捕まえて売りに出かけた。
ただ、カラスをつめた籠の上には、きれいなキジをのっけて、
「カラスは要らんかね?」と売り歩く。
客が見ると肉厚のキジがのっている。
客は、吉四六がキジの値打ちも知らないでカラスと思いこんで
こんなに安く売っているのだと思い、吉四六を止めて、
「買うよ!」と客は、お代を払い、
キジを持って行こうとする。
「それはキジだよ。おいらはカラスと言っただろう。ホラ、これ」
と言って、カラスを渡す。
そうして、売り歩き籠につめていたカラスが難なく全部売れた。」
という話。
たしかに、吉四六の口からウソや偽りを言ったものではない。

これは、すべて客の勘違い。

「訴えてやる!」と言っても野暮の骨頂というところ。



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